首都圏外郭放水路(防災地下神殿)を視察しました

参加者で地下神殿で記念撮影

2022年7月5日(火)、大沢地区コミュニティ推進協議会主催の視察研修会が開催されました。

視察研修会は3年ぶりで、今回は埼玉県春日部市にある「国土交通省 首都圏外郭放水路(愛称:防災地下神殿)」を見学しました。

埼玉県南東部の治水を目的に整備された本施設は、中川・綾瀬川流域の浸水被害を防ぐため、5つの立坑、4つのトンネルを経由して調圧水槽に流れ込んだ水をガスタービンエンジン方式のポンプで江戸川などの大河川に排水する、総延長6.3kmの巨大な設備です。

圧巻の調圧水槽

長さ177m、高さ18m、幅78mの調圧水槽は、水を一時的に貯め江戸川へ排水するプールの役割を果たしており、1本あたり500トンの柱59本で、周囲の地下水の圧で浮き上がらないように水槽を支えています。

その荘厳で神秘的な景観がギリシャのパルテノン神殿を彷彿とさせることから、地下神殿の愛称で親しまれています。

龍Q館で設備の概要説明を受ける参加者のみなさん

一般の大沢地区住民のみなさま、役員、幹事や地区センターの職員など30名強が参加しました。

朝8時45分に大沢地区センター・公民館の西側駐車場に集合、2台のバスでほどなく同施設に到着。

コントロールセンターと来場者の説明設備を兼ねた龍Q館で職員の方から設備の概要説明を受けたのち、徒歩数分の場所にある調圧水槽の地上入り口に移動。

調圧水槽の地上入り口。ここから階段を下りて入場します。左手奥の茶色の建物が龍Q館

階段を下りて地下神殿に入場、職員の方から説明を受けたのち、参加者各々が神殿内を歩いて見学しました。

調圧水槽の中で職員の説明に聞き入る参加者のみなさん

コロナ禍で同施設の見学は一時的に休止していましたが、通常でもなかなか見学予約が取れないようです。

各々が歩いて水槽内を見学

今回ようやく再開した見学の機会を得られて、参加者はとても貴重な体験をすることができました。

当日も猛暑日でしたが、神殿内の気温は約15℃で束の間の涼を得ました。

正面は第1立坑

視察研修会は午前中にて終了。大沢地区センター・公民館の西側駐車場に戻り、お弁当を受け取って散会となりました。

龍Q館の前で記念撮影